埼玉県さいたま市緑区にオープンした学童保育施設「みらいがっこうダビンチボックス」を取材させていただきました。
日本アーティスト協会では現在、既存のアーティスト育成とは異なる、社会人としてのスキルを兼ね備えたアーティストの育成プログラムを開発中です。
K-POPで世界を席巻している韓国、オランダ、北欧諸国の音楽教育や文化教育は、非常に進歩していて、「自立した人格の形成」「経営能力の体得」といった、個人事業主や起業家に求められるような教育を受けて育っています。
日本での教育はまだまだ発展の余地があると同時に、日本ならではの独自のプログラムが発展していく可能性があると考え、鋭意開発中です。
エン・ジャパン株式会社の調査によると、現在、35歳以上の9割がリカレント教育(学び直し)を受けたいと感じているといいます。
学びたいことのうちで最も多かったのは「英語などの語学力」ですが、わずか1%差で「経営・ビジネスに必要な知識や能力」が続いています。
組織の中での役割だけではなく、個としての魅力・実力を伸ばしたい、試したい、という意欲が膨らんできているのかもしれません。
一方で、中小企業庁の調べによると、2015年の時点で日本の起業率は約5%、アメリカは約14%と、3倍近く差があります。
起業意識の国際比較を見てみると、「起業に成功すれば社会的地位が得られる」という認識は諸外国ともに強いものの、「周囲に起業家がいる」「起業するために必要な知識、能力、経験がある」といった項目が、日本は欧米諸国に比べて低いことが分かります。
日本の人材教育において大切なのは、こういった環境に幼少期から触れる文化を作ることと、学校以外での学びの場の提供だと、私たちは考えています。
前置きが長くなりましたが、ここから、今回の取材の件に話が移ります。
今回、私達が「ダビンチボックス」に取材したのは、ここで行われているコペル・ニプレ(起業家育成プログラム)というプログラムに注目したからです。
このプログラムでは、小学4年生から6年生を対象に、半年で1ターム、1週間に1度のペースでレッスンをし、起業家を育てます。
こう書くと、きっとほとんどの人が「あぁ、なるほどね。子供のアイデアを大人がなんとなく形にしてあげるのね。」と思うでしょう。
ところが、このプログラムの特徴は、仮想の起業ではなく、実際にアイデアを事業化することをゴールとしている点です。
クラウドファンディングでの資金調達や、足りない部材を募るためのプレゼンなどのライフスキルを、子供自身が習得し、実行していきます。
彼らをガイドするのは世界的に活躍するクリエイティブディレクターのMac船水さん。
デザイン思考での事業構想・サービス設計を手がける。
レッドドットコミュニケーションデザイン賞 2016、MUSE CREATIVE AWARDS プラチナ賞 2016、グッドデザイン賞2015など受賞。
アプリ「SUM! - かわいい数字で算数遊び」はApp Storeで世界一位を獲得。
日本アーティスト協会では現在、既存のアーティスト育成とは異なる、社会人としてのスキルを兼ね備えたアーティストの育成プログラムを開発中です。
K-POPで世界を席巻している韓国、オランダ、北欧諸国の音楽教育や文化教育は、非常に進歩していて、「自立した人格の形成」「経営能力の体得」といった、個人事業主や起業家に求められるような教育を受けて育っています。
日本での教育はまだまだ発展の余地があると同時に、日本ならではの独自のプログラムが発展していく可能性があると考え、鋭意開発中です。
エン・ジャパン株式会社の調査によると、現在、35歳以上の9割がリカレント教育(学び直し)を受けたいと感じているといいます。
学びたいことのうちで最も多かったのは「英語などの語学力」ですが、わずか1%差で「経営・ビジネスに必要な知識や能力」が続いています。
組織の中での役割だけではなく、個としての魅力・実力を伸ばしたい、試したい、という意欲が膨らんできているのかもしれません。
一方で、中小企業庁の調べによると、2015年の時点で日本の起業率は約5%、アメリカは約14%と、3倍近く差があります。
起業意識の国際比較を見てみると、「起業に成功すれば社会的地位が得られる」という認識は諸外国ともに強いものの、「周囲に起業家がいる」「起業するために必要な知識、能力、経験がある」といった項目が、日本は欧米諸国に比べて低いことが分かります。
日本の人材教育において大切なのは、こういった環境に幼少期から触れる文化を作ることと、学校以外での学びの場の提供だと、私たちは考えています。
前置きが長くなりましたが、ここから、今回の取材の件に話が移ります。
今回、私達が「ダビンチボックス」に取材したのは、ここで行われているコペル・ニプレ(起業家育成プログラム)というプログラムに注目したからです。
このプログラムでは、小学4年生から6年生を対象に、半年で1ターム、1週間に1度のペースでレッスンをし、起業家を育てます。
こう書くと、きっとほとんどの人が「あぁ、なるほどね。子供のアイデアを大人がなんとなく形にしてあげるのね。」と思うでしょう。
ところが、このプログラムの特徴は、仮想の起業ではなく、実際にアイデアを事業化することをゴールとしている点です。
クラウドファンディングでの資金調達や、足りない部材を募るためのプレゼンなどのライフスキルを、子供自身が習得し、実行していきます。
彼らをガイドするのは世界的に活躍するクリエイティブディレクターのMac船水さん。
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船水誠(Mac Funamizu)
株式会社あんふぁに 代表取締役。社会人として始めの10年は英会話の講師と通訳。
コミュニケーションが大好きで、講師として生きていくはずが、2005年にデザイナーに転身。デジタル全般及びプロダクトデザイナー、クリエイティブディレクター。デザイン思考での事業構想・サービス設計を手がける。
レッドドットコミュニケーションデザイン賞 2016、MUSE CREATIVE AWARDS プラチナ賞 2016、グッドデザイン賞2015など受賞。
アプリ「SUM! - かわいい数字で算数遊び」はApp Storeで世界一位を獲得。
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・社名を決める
・名刺を作る
・練習をして名刺交換をする
・メンター(先生)とブレスト、サービス設計をする
・手書きの資料を作る
・プレゼンする
ここまでを、なんとたったの2回の受講で習得してしまうんです。
そして覚えたことを即座に実践。
アイデアや学びを即実践する場がある点は、非常に魅力的ですよね。
今回、受講生のSさんが、私を相手に初めての名刺交換をしていただきました。
宇田川「よろしくお願いいたします。S社長。」
Sさん「いや、社長って言われるの好きじゃないから、Sさんって呼んでください宇田川さん。」
宇田川「は、はい!!」
なんという風格!
既に自身が手がけるプロダクトへの自身がみなぎっています。
私にとっても、史上最年少の社長との名刺交換になりました。
続いてプレゼン。
「あれ検索」は、彼のお母さんが某スマートフォンのAIに料理のレシピを聞いたところ、即座に出てこなかったことから発想したとのこと。
たしかに、スッと答えが出てこないことや、ぼんやりしたキーワードからでは答えにたどり着けないこと、ありますよね。
小4にしてこの着眼点、流石です。
Macさんによると、ダビンチボックスの現在の利用者は、ほとんどが自宅から近いことに利便性を感じて選んでいるとのこと。
今後は地方からも通いたいモチベーションの高い人も増えて欲しい一方で、Sさんのようなダイヤの原石との出会いも嬉しいと言います。
また、ダビンチボックスを立ち上げた合同会社ZIG-ZAGの橋本さん、春川さんは、もともと同じ保育施設に勤務していたそうです。
預かっている時間をもっと有意義に活用することで、より良い育ちに繋げることができるのではないかと思っていた時、Macさんと出会い、ダビンチボックスの設立に至ったとのことです。
皆さんの言葉で共通していたのは、「大人が思うよりずっと子供は可能性を秘めいてる」という言葉。
このほかにも、低学年向けのプログラムや、幅広い年齢層に対応したプログラミング教室など、子供の発想を中心に様々なプロジェクトを立ち上げているダビンチボックス。
本格的な起業家が出てくることも、そう遠くない未来に感じさせてもらえる、可能性に満ちた空間でした。
■施設名称
DaVinci Box(ダビンチボックス)
■住所(施設場所)
埼玉県さいたま市緑区太田窪1丁目26ー13 パークヒル浦和
さいたま市立原山小学校至近・JR浦和駅徒歩18分
電話 050-5328-6485
受付時間10:00~20:00(担当:橋本)
■ダビンチボックス ウェブサイト
https://davincibox.jp/
https://enfani.com/ja/db/
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各種お問合せ、ご相談、ご依頼は下記へお願い致します。
<日本アーティスト協会 事務局>
問合せ先:j.artist.association@gmail.com
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文=Umami+
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